知多織物

chitaorimono

知多織物について

沿革

400年前の慶長年間(1600年頃)には生白木綿(きじろもめん)の江戸送りが既に始まっていたと記録されています。農家の副業として発祥した知多木綿は、その後、晒技術を取り入れ「知多晒」として定着し、廻船輸送を利用して江戸送りも活発化し、江戸で最も名の通った最高級織物としてもてはやされました。明治に入り、豊田佐吉翁の「動力織機」発明に端を発しその生産量も飛躍的に伸び、日本経済の基幹産業として、めざましく発展してきました。古くから伝えられる木綿づくりの知識は、コンピュータ制御による新鋭機器になったとはいえ、変わることなく現在も生かされています。

製造工程

製織とは、経(たて)糸と緯(よこ)糸を一定の組織に従って交差させて、布を織り上げていくことです。この織り上げていく機械を織機といい、まず経糸と緯糸を織機に仕掛けるための準備を行います。経糸を整経し、糊付けした綿糸を織機にセット、緯糸をシャトル等を使い、織り込んでいきます。こうしてできた生地を検査し、染色工場に出荷します。その後縫製の工程を経て製品となります。知多織物の主な用途は小幅織物の場合、浴衣・手拭い。広幅織物の場合シャツ地や資材織物です。
<撮影協力:新美株式会社>

整経

糊付け

織布

検反

ご案内

組合名知多織物工業協同組合
組合員数18
所在地〒475-0887 半田市御幸町1番地
連絡先TEL 0569-21-4611 FAX 0569-22-1510
WEBサイトhttps://chitaorimono.jimdofree.com/