豊橋筆

toyohashihude

豊橋筆について

沿革

文化元年(1804年)、京都の鈴木甚左衛門が、吉田藩(豊橋)から招かれ製造したのが始まりといわれています。下級武士の副業として取り入れられたことと、穂首の原材料となる狸(たぬき)、いたちなどの獣毛が容易に入手できたことなどから、産地として発展しました。原材料の混毛に、水を用いて交ぜあわせる「練(ね)りまぜ」の工程を用いることに、豊橋筆最大の特徴があります。この工程により生み出される、墨含みが良く、墨はけが遅い筆は、使いやすく、高級品として有名です。

製造工程

約36の筆作りの工程は、全部手作りで行われています。工程を大別すると、選別・毛もみ・寸切り・練りまぜ・上毛(うわげ)かけ・仕上げ・刻銘(こくめい)となります。一人の職人が一日に作る筆の数は細筆で50本、太筆で30本といわれています。
<撮影協力:杉浦製筆所>

練りまぜ

さらい

芯立て

仕上げ

ご案内

豊橋筆(豊橋市サイトより)
伝統的工芸品指定第6次指定
指定年月日昭和51年12月15日
組合名豊橋筆振興協同組合
組合員数43名(平成29年5月現在)
所在地〒440-0838 豊橋市三ノ輪町5丁目13番地
連絡先TEL 0532-61-8255 FAX 0532-61-8255